RoboMaster 2020 ジャパンオープンの特別賞についての審査結果を発表いたします。

RoboMaster 2020 ジャパンオープン 特別賞
  • 優秀技術賞
  • Scramble

射撃精度の実験的検証を実施するなど、個別の技術向上のための検討を定量的に行った。また、それに関連して射出機構の組換可能なモジュール化をしたことは、設計技術として評価できる。哨兵ロボットがレール端にぶつかることで実現される早い切り返しにどれくらい効果があるのか、次回レポートでの報告に期待している。

  • ベストデザイン賞
  • OOEDO SAMURAI

単に見た目だけでなく機能性のあるデザインを意識しており、その設計方針は設計報告書およびアピールシートで的確に表現している。甲冑の外観の美しさとメンテナンス性の維持を両立させているところが素晴らしい。競技に耐えうる設計をより進化させ、デザインのさらなる高みを目指してほしい。

  • ベストPR賞
  • NAGOYA SHACHIHOKO

アピールシートについては、機体を図解した説明と活動内容の要点をまとめた記述がわかりやすくなっていて良い。対外的なPRとしては、SNSのリーチする対象をしっかり意識していることが良い。また、安価な海外企業でなく国内企業に部品・加工を依頼、打診してPRも兼ねるというのは、国内のスキルアップとしても良い方針である。ウェブサイト・SNSを用いた活動のさらなる活性化を期待している。

  • 優秀設計報告賞
  • FUKUOKA NIWAKA

世界大会を見越した改良が具体的に説明してあり、要求仕様とそれに対する設計のポイントがよくまとめられている。破損の経験からの改良の説明や理論に基づく改善も具体的な結果があり良い。多量かつ専門性の高い情報を簡潔に要約する能力を活かし、アウトリーチの広がりにも期待している。

特別エンジニアリング表彰

これは今回のジャパンオープンの表彰とは別に、審査員によって特別に設置された表彰です。

  • NAGOYA SHACHIHOKO

昨今の新型コロナウィルスの感染拡大防止の施策に貢献するために、Face Shield Japan と連携し、フェイスシールドの製作、寄付に取り組んでいる。この行動自体は RoboMaster への活動には直接関与しないものであるが、RoboMasterの目指す「若い世代が技術をもって挑戦する」という観点では特筆するものである。今後のさらなる飛躍への期待も込めて、今回特別に表彰する。

審査委員紹介

RoboMaster 2020 ジャパンオープン特別賞、及び特別エンジニアリング表彰は、以下の皆様にご協力をいただき審査を実施していただきました。

【審査委員長】
福岡工業大学:槇田諭
【審査委員】
大阪市立大学:田窪朋仁
大阪大学:川節拓実
大阪大学:三宅陽治
苫小牧高専:土谷圭央
長岡高専:和久井直樹

(敬称略、記載順は①大学・高専名の五十音順 ②氏名の五十音順)

関連記事