毎年進化するRoboMasterのルール
RoboMasterは、毎年ルールが変更されるのが特徴です。
主催のDJIが実際に自社でモデルロボットを作成し、実際にフィールドでテストすることでゲームバランスを見直し、よりゲームとして楽しめるように改善しされていきます。もちろんルールが変わることでフィールドもロボットも変わります。
この記事では、RoboMaseter 2019のルールで2018年からの変更点をまとめてご紹介します。
歩兵ロボット

- HP: 200/2000
- HPダメージ値: 10/100
- 防御力: 20/100
- すばやさ: 450/500
- 転倒率: 60%
歩兵ロボットは最も敏捷なロボットであり、敵を囲んだり、敵基地を奇襲したり、チームを活性化する役割を担います。
今年、哨兵ロボットと空中ロボットに表現するチャンスを与えるため、歩兵ロボットの頭部分に装甲モジュールが付けられます。
全体に標的がついていることから、上からの攻撃も警戒しなければいけないです。幸運を祈っています。
ヒーローロボット

- HP: 300/2000
- HPダメージ値: 95/100
- 防御力: 40/100
- すばやさ: 250/500
- 転倒率: 30%
ヒーローロボットは最も強力なロボットであり、42mmの球を発射できます。HPダメージ値は17mmの球の10倍です。
往年、ヒーローロボットが強すぎたことから、今年は資源エリアからの球補充が禁止されます。補給エリアで回復し、エンジニアロボットに修復されることのみが可能です。
歩兵ロボットと同じく頭部分に装甲モジュールが付けられます。ヒーローロボットは最も制限を受けたロボットです。
空中ロボット

- HP: 300/2000
- HPダメージ値: 95/100
- 防御力: 40/100
- すばやさ: 250/500
- 転倒率: 30%
空中ロボットは無敵なロボットであり、誰にも気づかれないうちに攻撃が可能です。
エナジーポイントが貯まると、1秒間に10個の球を発射できます。これは2秒間で歩兵ロボット1台を倒す、3秒間でヒーローロボット1台を倒すことと同じことです。このロボットの右に出るものはいません。
エナジーポイントをどのように貯めるのか。パーキングエリアに定着している時、また、チームメンバーが倒された時もエナジーポイントが増加します。
重要なことは他のロボットが空中ロボットを攻撃すれば反則になるということです。最も重要な役割を担うロボットです。
哨兵ロボット

- HP: 600/2000
- HPダメージ値: 15/100
- 防御力: 5/100
- すばやさ:50/500
- 心配率: 80%
哨兵ロボットは唯一の全自動ロボットであり、その場から離れずに自陣の基地を守ります。
哨兵ロボットの動きが早く、攻撃されにくいということから、今年はパワーが制限されています。
一般的なドライヤーのパワーは2000Wですが、哨兵ロボットのパワーは20Wしかありません。瞬間的な動きとしてはナマケモノ同然です。動きを早くしてしまうと電源が切れてしまいます。
逃げられない前提として、HPが残っている内に敵ロボットと共倒れを狙いましょう。
エンジニアロボット

- HP: 1000/2000
- HPダメージ値: 0/100
- 防御力: 70/100
- すばやさ: 200/500
- 転倒率: 80%
エンジニアロボットはいつも心配してる母親のような存在であり、攻撃はできないけど、試合中に最も忙しいロボットと言えます。
試合開始直後にヒーローロボットたちに資源を渡し、試合の中盤には盾として他のロボットを援護し、後半にも倒されたロボットを連れて復活エリアに移動します。
今年は自動復活ができるようになりました。初めて戦闘不能になった場合は20秒、以降は待ち時間が10秒追加されます。
基地ロボット

- HP: 2000/2000
- HPダメージ値: 0/100
- 防御力: 80/100
- すばやさ: 0/500
- 心配率: 100%
頭部に4つの装甲モジュールをつけて、全体に黒い装甲をつけることにより、試合開始直後に100%の防御力があります。これは全チームの核であり、破壊されると負けます。
もし、チームメンバーが倒されると基地ロボットは防御を失います。例えば、哨兵ロボットが倒されると、装甲モジュールが露出します。
今年、基地ロボットの真上に三角装甲モジュールがあり、17mmの球ではダメージを一切与えられず、一方、42mmの球では2倍のダメージが与えられます。
資源エリア

2つから1つに合体しています。離れたら1つになり、合体すると2つに分かれる、愛みたいです。
ボーナスパネル

ボーナスパネルが起動するとチームの攻撃力が2倍になります。
去年は9つの数字パネル、今年は大風車に変わりました。2.5秒以内に当たらないと失敗になります。
球ボックス

球ボックスには十分な数の42mmの球が入っていて、奪うことも戦略の1つです。
昨年の球ボックスの略奪は激しく、1分間で球ボックスが取り尽くされました。この状況を防ぐため、今年は6つの球ボックスを隠し、3分後に出現させる仕組みを導入しています。
溝

平らな地面に2つの溝があり、注意しないと溝に落ちます。
しかし、溝を飛び越えて利用することで、目を引くプレイとして示すことができます。
目を引く以外に何がありますか。溝を飛び越えて、先に橋を占領することで高いところから攻撃ができ、チームが優勢になります。
補給ロボット

チームの経済的負担を低減するため、今年は委員会が補給ロボットを提供しています。
特に言うことはありません。ご武運をお祈りします。
翻訳協力: 孫 茂翔(明治大学)